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オンラインイタリア語レッスンイタリア語文法編 2
http://www2s.biglobe.ne.jp/~cama/italia/lezione/bunpo02.html ルファベートをきちんと発音できれば,イタリア語もきちんと話せる 「言葉の読み」というものは,本来ならイタリア語レッスンの初めにやるべきなのかもしれませんが,こうした教科書的なアプローチの仕方を取っていると, なかなか外国語というものは身に付かないような気がします。もちろん,イタリア語の読み方がほかの言葉に比べて簡単だということもありますが,とにかく 「習うより慣れろ」でいろんな単語や言いまわしを覚えていくうちに,言葉の持つリズムや発音の特徴なんて自然と身に付いてくるはずなのです。とは言って も,やはりその言葉を見て発音できるかできないかというのは,言葉をマスターする上では大きな違いとなってきますので,この辺できっちり覚えておくことに しましょう。
イタリア語のアルファベートを覚えよう ヨーロッパ系の言語はみなアルファベットを用いて表記されます。日本語の場合はそれが50音という音の記号で表わされます。よく知られているアルファ ベットは26文字しかないので,日本語の50音と比べると覚える量としては少ないのですが,問題はアルファベットを覚えても,単語を読めるようにはならな いところです。アルファベットをすべて覚えても,いつまで経っても英語が発音できないという人も少なくないのはこのせいなのです。 ■イタリア語のアルファベット このうち,J,K,Q,W,X,Yなどの文字はイタリア語ではほとんど使われないので,実際にはアルファベット20文字程度でイタリア語は構成されていることになります。フランス語やスペイン語にあるような記号付きの音もありません。それほど数があるわけではないので,何度も口に出して覚えてしまいましょう。 それでは,アルファベットの音をだいたい覚えたところで,その音の一つ一つを詳しく見ていくことにします。まずは母音の音から。 ■イタリア語の母音 アルファベットの先頭の文字である「A」は,英語以外のヨーロッパ系言語では通常「アー」と発音します。この文字を「アー」と発音するからには,単語の 中にこの音が出てきた場合はすべて「ア」と発音します。英語ではこの音を「エイ」と発音したりもしますが,これは言語的にはかなり例外です。このため「VOLCANO(火山)」と綴った場合,英語ではこれを「ヴォルケイノ」と発音しますが,イタリア語ではそのまま「ヴォルカノ」と発音します。同様にして英語の「STATION(ステイション)」は,イタリア語では「STAZIONE(スタツィオ-ネ)」となります。英語の場合,さらにやっかいなのはこの音を常に「エイ」と発音するのではなく,場合によって「ア」とも発音するということです。イタリア語はこの点,この音が出てきたら常に「ア」ですので簡単ですね。 E(エー) この文字も「エー」と発音する以上は,すべて「エ」と発音します。英語では,この音を「イー」と読むために「エ」と発音したり「イー」と発音したりバラバラですが,イタリア語では単純にすべて「エ」です。英語では「SEAT」を「シート」と発音しますが,イタリア語読みすれば「セアット」です(ちなみにSEATとは,スペインの自動車メーカーの名前です)。同様にして,英語の「TEA(ティー)」は「TE(テ)」となります。また,この例でも分かるように,英語では語尾の「E」は基本的に音になりませんが,イタリア語ではきちんと「エ」と発音します。 I(イー) イタリア語では「E」は「エー」ですが,「I」は「イー」と発音します。いわゆるローマ字と同じです。「I」も「A」と同様に,英語では「アイ」という 二重母音になっていますが,イタリア語では「イ」という音しか発しません。例を挙げれば,いわゆる英語のワインは「WINE」という綴りですが,もしこれ をイタリア語読みすると「ヴィーネ」です。ちなみにイタリア語でワインは「VINO(ヴィーノ)」と言います。語源が同じなことが分かりますね。発音は口を横に強く引いて「イー」と思いっきり発音するのがポイントです。イタリア語で「YES」は「SI(シー)」と言いますが,このときも日本語でいう「シー」くらいでは弱すぎます。「シイ」と言うくらいのつもりで,ややおおげさに「シー」と発音すると,いかにも「こいつはできる」という感じに見られると思いますよ。 O(オー) 「O」は,英語でも「オ」の音で発音されるので比較的分かりやすい音かと思います。ただし,英語では「オゥ」と丸めた音を出すのが一般的なのに対し,イ タリア語では「オ」あるいは「オー」と丸めないのが特徴です。日本人には逆に理解しやすいはずです。例を挙げれば,英語ではコカ・コーラのことを 「COKE(コゥク)」と呼びますが,イタリア語ではあくまで「COCA(コカ)」です。同様に英語では場所のことを「ZONE(ゾゥン)」と呼ぶのに対し,イタリア語では「ZONA(ゾーナ)」と 呼びます。このように,イタリア語の「O」からは「ウ」という音はいっさい発されません。英語では「OO」とつながる綴りに対して,たとえば「ZOO (ズー)」と「ウ」の音を発しますが,これはイタリアでは「ゾー」と呼ぶのが正しいことになります。もっとも,イタリアにはこの手の綴りはほとんど存在し ないので混乱はしませんが。 U(ウー) 母音の最後は「U」です。この音を「ユー」とちょっとあいまいな音で発音するのはヨーロッパでも北のほうの人たちです。その代表がフランス語で,フラン ス語ではこの音が出てくると「ユ」と発音します。これを真似たのが英語で,英語でもこの音は「ユー」になっています。ただし,これも常に「ユ」ではなく, 「ウ」と読んだり,場合によっては「ア」とまで発音するから困ったものです。ちなみにドイツ語では「U」の上にウムラウトがついた時に「ユー」と読むみた いです(ドイツ語はよく知らないです)。 ここまで見てきて,要するに母音はそのままアイウエオと発音すればいいということが分かったかと思います。それでは,続いて子音の発音を見てみましょう。 ■イタリア語の子音 「B」はイタリア語でも「ビー」と発音します。子音としての音も英語と同じで,日本語で言う「バビブベボ」の音を構成します。 例:BOMBA(ボンバ:爆弾),BICICLETTA(ビチクレッタ:自転車) C(チー) 「C」はイタリア語ではやや特殊な音です。「シー」ではなく「チー」と発音しますが,後ろに来る母音によって読み方が変化します。後 ろにA,O,Uが来る場合には「C」を「ク」の音で発音し,「カ・コ・ク」などの音を作ります。また,後ろにIやEが来るときには「C」は「チ」の音で 「チ」「チェ」という音を構成します。ただし「CH」と綴るときは要注意で「CHI」や「CHE」は「キ」「ケ」とク系の音になります。「CHA」「CHU」「CHO」は「チャ」「チュ」「チョ」という音になりますが,これを使用する単語はほとんどないはずです。この音を表すのに普通は「CIA」「CIU」「CIO」のように「CI」という綴りを使います。 例: ■CHと綴る場合(「CHI」と「CHE」のみ) D(ディー) 「D」は英語と同じく「ディー」と発音します。構成する音も「ダ・ディ・ドゥ・デ・ド」なのですんなり理解できるでしょう。 例:DUE(ドゥーエ:2),DI(ディ:日),DOVE(ドーヴェ:どこに?) F(エッフェ) 「F」は「エッフェ」と発音しますが,要するに「エフ」のイタリア語読みと考えればいいでしょう。発音も英語と同じで,「ファ・フィ・フ・フェ・フォ」の音を構成します。 例:FALINA(ファリーナ:粉),FUOCO(フオコ:火),FELARRI(フェラーリ[車]) G(ジー) 「G」は「ジー」と発音され「ジ・ジェ」などの音を作ります。また「ガギグゲゴ」など「グ」系の音も構成します。これも前に見た「C」の場合とほぼ同様で,イタリア語の中では珍しく2系統の音が存在する音なのです。 例: H(アッカ) 「H」は無音の音です。ラテン語系の言語ではみな「H」は発音されないのが特徴で,要するに発音されません。どうして発 音されないのに,綴り字に入っているんだと思う人もいるでしょうが,まあそういうものだと思って我慢してください。ただし,前出の「CH」など何かの音と 組み合わせて使う例は存在しますので,無意味というわけではないようです。 例:HISTORIA(イストリア:歴史) J(イールンゴ) この綴りはイタリア語ではほとんど使用されません。「J(ジュ)」の音を表すには「G」が用いられます。この文字の読み方である「イールンゴ」は「長い [I(イー)]」という意味です。つまり,使われ方はほとんど「I」と同じなはずなのですが,フランス語やスペイン語の影響で,人名や地名など「G」の音 と同じように使われる例があります。ほとんど出てこないので,それほど気にすることはありませんが,英語と同じような音だと理解しておけばいいでしょう。 例:JUVENTOS(ユベントス[サッカーチーム]),JOVANOTTI(ジョヴァノッティ[人名]) K(カッパ) この綴りも通常はイタリア語では使われません。「K(ク)」の音を表すのには「C」や「CH」「Q」が使用されます。この綴りを用いるのは,ドイツ語などからの外来語がほとんどです。 例:KRAFFEN(クラッフェン[お菓子]) L(エッレ) 「L」は英語とほぼ同じ音です。ただし発音は日本人の苦手とするところでよく「R」と混同したりします。発音のポイントは,そのアルファベット自体にあ ります。「エッレ」という音が示すように,「エ」という音を発音するような口の形を作ってから「レ(イェ)」と発音してみるとこの音がきれいに出るように なります。日本人はこの音を出すのが不得意で,よく「R」の音と間違えますが,「L」はきちんと「レ」と発音せずに「イェ」というくらいの何ともあいまいな音です。実際,スペインやイタリア南部では,この音を「イェ」と発音しています。ただし,語頭や音にアクセントがくるときはきちんと「ラリルレロ」で発音します。日本人にとってはきわめて難解な音なのですが,ぜひ何度も練習してきわめてください。 例:GIULIO(ジュリォ:7月),LIDO(リド:浜辺),PALLAVOLO(パッラヴォーロ:バレーボール) M(エンメ) 「M」も英語とほぼ同じ音で「マミムメモ」の音を構成します。発音においてまず問題はないでしょう。「エンメ」と発音する際に「ン」のところでいったん口を閉じると思いますが,これこそが「M」の音です。 例:MANMA(マンマ:お母さん),MACCHINA(マッキナ:車・機械),MODA(モーダ:流行),MILANO(ミラノ[地名]) N(エンネ) 「N」も「L」「M」と同じく英語と同じ音を作り「ナニヌネノ」の音を構成します。発音も同様で「エンネ」と発音する際 に「ン」のところで舌を合わせるその瞬間の音こそが「N」の音になります。また,単独で用いられるときは,しばしば「ン」の音(つまり口を閉ざした状態) になります。この辺りの規則は英語でも同じなので,なじみやすいでしょう。例外として,Gと結びついた「GN」という音があります。これは「ンニュ」ともいうべき音で,口の奥を閉じた状態で「ン」と言うつもりで「N」を発音するという,言葉で表すととても難しい音です。しかし,実際に発音するとたいして難しくはありません。 例: P(ピー) 「P」の読み方はどの国の言葉でも「パピプペポ」の音を構成します。それ以外の音は構成しません(できません)。ですから,英語と同様に発音して問題ありません。 例:PAPA(パパ),POMODORO(ポモドーロ:トマト),COPPA(コッパ:カップ) Q(クー) 「Q」は「U」と同じく「キュー」と読まずに「クー」と発音します。この音を「キュー」と読むのはフランス語の影響で,イタリア語やスペイン語ではこの音を「K」の音を表すのに使います。つまり「カキクケコ」の音を構成します。ただし,イタリア語には「CH」で「ク」と読ませる方法もあるので,フランス語やスペイン語ほど頻繁には使われません。 例:QUI(クイ:ここに),QUANTO(クアント:どれくらい?),DUNQUE(ドゥンクエ:それで,) R(エーレ) 「R」は,日本人はちょっと苦手ないわゆる巻き舌の音です。舌を巻いて「ラリルレロ」の音を構成します。よくイタリア語 の参考書では「エッレ」と書かれていますが,ここではわざと「L」と間違わないように「エーレ」と表記しています。というのも「エッレ」と発音するより も,日本人は「エーレ」と発音したほうがうまく音を出せるからです。まず「エ」の音を作り「エー」とゆっくり伸ばします。そのまま下を口の中の上部に付け るようにして「レ」と発音するようにしていけば,自然と巻き舌がうまくできるようになるはずです。この音が「R」の基本的な巻き舌の音なのです。「エッ レ」では「エ」と短く言った後に区切るようにして「レ」と発音しなくてはならないので,初心者にはちょっと難しいですね。ちょっとゆっくりめに発音したほ うが上手に聞こえます。 例:GRAZIE(グラーツィエ:ありがとう),GRANDE(グランデ:大きい),ROSSO(ロッソ:赤),PIACERE(ピアチェーレ:初めまして) S(エッセ) 「S」は「エッセ」と発音しますが,このうち音を表しているのは「セ」の部分です。ちょうど「L」「M」「N」と同じような感じですね。「エ」を発音す る口の形を作り,そのままの形で「セ」と出せば「スー」というような音が歯の間からこぼれてくるでしょう。これが「S」の音です。基本的には英語と同じで す。 例: 母音にはさまれ[Z]と発音するとき T(ティー) 「T」は英語と同じく「ティー」と発音し,「タチツテト」の音を構成します。日本語とほぼ同じ音なので,発音上特に問題はないでしょう。 例:TIPO(ティーポ:形),MATTINA(マッティーナ:朝),GATTA(ガッタ:猫) V(ヴー) 「V」は英語では「ヴイ」と2音で発音されますが,イタリア語ではそのうちの前のほうだけ,つまり「ヴ」と発音します。フランス語やドイツ語でもこの音 を「ヴェー」と呼びますが,イタリア語では「ヴー」と読むのでちょっと違和感があるかもしれません。発音は英語などと同じく「ヴ」の音で,いわゆる上の歯 で舌の唇をかみながら発音するあの音です。「ヴァ・ヴィ・ヴ・ヴェ・ヴォ」という音を構成します。 例:VERONA(ヴェローナ[地名]),SPORTIVO(スポルティーヴォ:スポーティーな)VECCHIO(ヴェッキオ:古い) W(ドッピオヴー) この綴りはイタリア語ではほとんど使われません。まれに英語やドイツ語などの外来語で使われるだけです。「ドッピオヴー」というのは「Vが2つ(ダブル V)」という意味で,その形からそう呼ばれています。発音も基本的には「V」と同じで「V」の音を構成します。ただし,元からして外来語を表記するための ものなので,発音はその国の音に準ずることになっています。英語では「W」を「ダブル・ユー(Uが2つ)」と呼び,「ユー(ウ)」に近い音を構成します が,イタリアに入ってきた英語の場合もこの音で発音しますので,ご安心を。 例:WAGONE(ヴァゴーネ:ワゴン),WHISKY(ウィスキー) X(イクス) この音はイタリア語ではほとんど使われません。元々ギリシア語の流れを汲んだ音で,その呼び方の通り「クス」とか「ス」とか発音します。ただし,この音の使用は英語などの外来語を表記するくらいなので,発音もそれに準じたものになります。 Y(イプシロン) この音もイタリア語ではほとんど使われません。この音はギリシア語で「I」の音を表すのに使われていたので,普通は「イ」と発音します。子音として使わ れると「ィア」「ィエ」「ィオ」みたいな音になるので,通常日本では「ヤユヨ」と表記しますね。ただし,この音も主に使われるのは外来語の表記なので,発 音もそれに準じたものになります。 Z(ゼータ) アルファベット最後の音である「Z」は,イタリア語ではよく使われる音です。「ゼータ」というくらいなので「ザジズゼゾ」の音を構成するのが基本ですが,イタリア語にはもう一つ使われる用法があります。それは「ZZ」と2つ並べて使った場合で,このときはほかの音と同様に「Z」の音もつまった音になります。ただ「ズ」を詰まらせるというのはかなり発音しづらいため,ちょうど「C」の「チー」という音に近い音で「ッツ」という音になるのです。また,まれに「Z」単独でも,この音を使うことがあります。一般にはこちらのほうがよく使われるかもしれません。イタリア語の一つの特徴を表す音でもあります。 例: 「ッツ」と詰まる場合 |
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